竹炭の効果
近年インターネット広告やテレビショッピング等で、竹炭を使った商品の宣伝を、目にする事が多くなりました。
竹炭を冷蔵庫やクローゼットに入れたり、ご飯を炊くときに炊飯器に一緒に入れたりと、万能に使える竹炭。
竹炭には消臭効果以外でも多岐にわたる使い方があり、現代における私たちの様々な生活シーンを、より豊かなものにしてくれています。
驚くべき竹炭の効果
竹炭には調湿・消臭効果や土壌改良効果・二酸化炭素排出抑制や水質浄化作用など、環境対策に役立つ効果もある為、非常に注目が集まっています。
またボディ洗浄や美肌効果も見込める優秀なアイテムなので近年では石けん・化粧水・保湿液など多岐にわたる製品にも使用され、プロのエステサロンでも使用される様になりました。
消臭・調湿効果
竹炭の表面には無数の微細な穴が開いており、この穴が、湿気や悪臭の原因となるアンモニア・揮発性化学物質、水道水のカルキ臭・カビ臭などを吸着し、高い“消臭効果”を生み出します。
また竹炭は、湿度が高くなると空気中の水分を吸収し、乾燥すると放出する“調湿効果”もあるため、寝具や建築などに応用されたり、“二酸化炭素排出抑制効果”を利用し、野菜や果物が生成するエチレンガスによる腐敗の原因を抑制し、鮮度を維持するため等に使用されるようになりました。
食用効果
昔から、炭を食べることが民間療法とされていたように、竹炭には腸に溜まった老廃物を吸収し、そのまま体外へ排出してくれるといった“腸内環境を整える効果”や便秘改善などの“デトックス効果”があります。
そもそも竹炭には赤外線を放出する性質があるので、モノを芯まで温める効果があり、最近では炊飯や飲料水の浄化などにも広く使われるようになりました。
また林野庁によるデータによると竹炭は、木炭よりもナトリウムやカリウム等のミネラル成分が非常に多く含まれていることが報告されており、血圧を調整したり、美肌効果があるとも言われています。ご飯と一緒に炊けばふっくら・もっちりした食感に。お風呂に入れれば、体がポカポカと温まる“保温効果”も見込める、素晴らしい天然素材なのです。
土壌改良効果
竹炭には二酸化炭素排出抑制や水質浄化作用など、園芸や環境対策に役立つ多くの“土壌改良効果”が発見されており、とても注目が集まっています。
福岡県の遠賀川流域では、近隣で放置された竹林を整備、間伐し竹炭を作り、家庭の雑排水等で汚濁した河川流域に、袋詰めした竹炭を約半年間沈めることで、大幅な水質改善・水質浄化に役立てています。
また使用した竹炭を肥料等に活用する事で、炭素貯留による“循環型の整備”を行うなど、竹炭を活用した取り組みは全国で、年々増加の一途を辿っています。